Changes between Version 1 and Version 2 of TracCgi


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09/18/14 10:48:12 (11 years ago)
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trac
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  • TracCgi

    v1 v2  
    11= CGI として Trac をインストールする = #InstallingTracasCGI
    2 
    3 Trac を CGI スクリプトとしてインストールするために、 Web サーバが `trac.cgi` を CGI として実行できるようにする必要があります。
    42
    53{{{
    64#!div class=important
    7   ''Trac を CGI 経由で使用するのは、 [TracModPython mod_python] や [TracFastCgi FastCGI] , Windows では [http://trac.edgewall.org/wiki/TracOnWindowsIisAjp IIS/AJP] のような他の方法よりも極めて遅いということに注意して下さい。''
     5  ''Trac を CGI 経由で使用するのは、他の方法である [TracModPython mod_python], [TracFastCgi FastCGI] や Windows 上の [trac:TracOnWindowsIisAjp IIS/AJP] よりも極めて遅いことに注意して下さい。''
    86}}}
    97
    10 [http://httpd.apache.org/ Apache HTTPD] を使用している場合、設定方法は 2 通りあります:
     8CGI スクリプトは、 Web サーバがリクエストを受信した時にアプリケーションを起動するためのエントリポイントになります。下記のスクリプトで `trac.cgi` を生成できます:
     9{{{
     10trac-admin /path/to/env deploy /path/to/www/trac
     11}}}
     12指定したパス内の `cgi-bin` フォルダに `trac.cgi` が作成されます。''`trac.cgi` が Web サーバで実行可能か確認してください''。このコマンドは指定したパスの `htdocs` ディレクトリに `静的リソース` ファイルもコピーします。
    1113
    12  1. `ScriptAlias` を使用し、 `trac.cgi` スクリプトを URL にマップする。
    13  2. CGI プログラムが実行可能な、 Web サーバ上のディレクトリ (通常は `cgi-bin` が使用される) に `trac.cgi` ファイルをコピーする。 (Windows Server 2003 のマシンを使用している場合で、リポジトリから直接ファイルをコピーするのが難しい場合、新しいテキストファイルを作成し、内容をコピーして新しいファイルに貼り付けてください。) シンボリックリンクでも代用できますが、その場合 `cgi-bin` ディレクトリでは `FollowSymLinks` オプションを有効にして下さい。
     14== Apache web-server 設定 == #Apacheweb-serverconfiguration
    1415
    15 CGI を分かりやすい URL にマッピングできるので、 1 番目のオプションを推奨します。
     16[http://httpd.apache.org/ Apache HTTPD] を使用している場合、 Trac で CGI を動作させる設定方法は 2 通りあります:
    1617
    17 それでは、 Apache の設定ファイルに以下のブロックを追記し、ファイル名とロケーションを変更してください:
     18 1. `ScriptAlias` を使用し、 `trac.cgi` スクリプトを URL にマップする。(推奨)
     19 2. CGI プログラムが実行可能な、 Web サーバ上のディレクトリ (通常は `cgi-bin` が使用される) に `trac.cgi` ファイルをコピーする。シンボリックリンクでも代用できますが、その場合 `cgi-bin` ディレクトリでは `FollowSymLinks` オプションを有効にして下さい。
     20
     21`http://yourhost.example.org/trac` で Trac を実行するには、インストールしたマシンのApache の設定ファイルに、 `trac.cgi` パスに変更した上で、`ScriptAlias` ディレクティブを追加します。
    1822{{{
    19 ScriptAlias /trac /usr/share/trac/cgi-bin/trac.cgi
     23ScriptAlias /trac /path/to/www/trac/cgi-bin/trac.cgi
    2024}}}
    2125
    22  ''このディレクティブを使用するには `mod_alias` モジュールをインストールし、有効にしておく必要があります。''
     26 ''このディレクティブを使用するには `mod_alias` モジュールを有効にしておく必要があります。''
    2327
    2428Trac のプロジェクトが 1 つの場合、 `TRAC_ENV` 環境変数を使用してプロジェクトへのパスを指定する必要があります:
     
    3640}}}
    3741
    38  ''`SetEnv` ディレクティブを使用するには `mod_env` モジュールをインストールし有効にしておく必要があります。そうでなければ、 trac.cgi に TRAC_ENV を設定することができます。 "try" と "from trac.web ..." の間に以下のコードを加えてください:''
     42 ''Note: `SetEnv` ディレクティブを使用するには `mod_env` モジュールをインストールし有効にしておく必要があります。 trac.cgi に TRAC_ENV を設定することで代用できます。 "try" と "from trac.web ..." の間に以下のコードを加えてください:''
    3943
    4044{{{
     
    4347}}}
    4448
    45  '' もしくは、 TRAC_ENV_PARENT_DIR を設定します: ''
     49 ''もしくは、 TRAC_ENV_PARENT_DIR を設定します:''
    4650
    4751{{{
     
    5054}}}
    5155
    52 `http://yourhost.example.org/trac` のような URL で Trac が使用できるようになります。
    53 
    5456[http://httpd.apache.org/docs/suexec.html Apache suEXEC] 機能を使用している場合、 [http://trac.edgewall.org/wiki/ApacheSuexec ApacheSuexec] を参照して下さい。
    5557
    5658システムによっては、`trac.cgi` ファイルの shebang 行を編集して、実際に Python がインストールされているパスを指すように修正する必要がある ''かもしれません''。 Windows システム上では、 Windowsが .cgi ファイルを実行できるように設定する必要があるでしょう。 (エクスプローラ -> ツール -> フォルダオプション -> ファイルの種類 -> CGI を Python と関連付ける)
    5759
    58 == 静的なリソースをマッピングする == #MappingStaticResources
     60=== WSGI を使用する === #UsingWSGI
    5961
    60 このままでも Trac はスタイルシートや画像ファイルなどの静的なリソースを扱えますが、 CGI のセットアップとしては妥当な設定とは言えません。 Web サーバ自身がはるかに効率良くに直接扱うことができるドキュメントまで、 CGI スクリプトとして呼び出してしまうという結果になるからです。
     62[http://pythonweb.org/projects/webmodules/doc/0.5.3/html_multipage/lib/example-webserver-web-wsgi-simple-cgi.html CGI] 内で [http://henry.precheur.org/python/how_to_serve_cgi WSGI ハンドラー] を実行することができます。[wiki:TracModWSGI#Thetrac.wsgiscript アプリケーション機能を作成すること] もできますし、用意されている `trac.wsgi` のアプリケーションを使用することもできます。
    6163
    62 [http://httpd.apache.org/ Apache HTTPD] のような Web サーバはリソースに対して "Alias" を設定することで仮想の URL を与え、サーバのファイルシステムのレイアウトとは異なる位置にマップすることができます。すでに CGI スクリプトに対して `ScriptAlias` を定義していますので、ファイルシステム上の静的リソースを含んだコンテンツをマッピングすることで CGI スクリプトの要求を回避します。
     64== 静的なリソースをマッピングする == #MappingStaticResources
    6365
    64 Apacheの設定ファイルを再び編集して、 CGI スクリプトの `ScriptAlias` を追記したブロックより '''上に''' 以下のブロックを追記します。ファイル名とロケーションは適宜変更してください (訳注: 0.11 以降は、静的リソースは Trac をインストールした場所の `trac/htdocs` になります):
    65 {{{
    66 Alias /trac/chrome/common /usr/share/trac/htdocs
    67 <Directory "/usr/share/trac/htdocs">
    68   Order allow,deny
    69   Allow from all
    70 </Directory>
    71 }}}
    72 
    73 `trac.cgi` スクリプトにどんな URL をマッピングしたとしても、 `/chrome/common` というパスでは静的リソースのロケーションを使用するようになります。
    74 
    75 例えば、Trac が `/cgi-bin/trac.cgi` にマッピングされているとしたら、 Alias の URL は `cgi-bin/trac.cgi/chrome/common` となります。
    76 
    77 同様に、静的なリソースを使用している場合、 プロジェクトディレクトリの htdocs に Apache の設定を行うことが出来ます (再度、 CGI スクリプトの `ScriptAlias` を追記したブロックより '''上に'''、以下のブロックを追記します。ファイル名とロケーションは適宜変更してください):
    78 
    79 {{{
    80 Alias /trac/chrome/site /path/to/projectenv/htdocs
    81 <Directory "/path/to/projectenv/htdocs">
    82   Order allow,deny
    83   Allow from all
    84 </Directory>
    85 }}}
    86 
    87 あるいは、[wiki:TracIni trac.ini] に `htdocs_location` のオプションを設定することができます。
    88 {{{
    89 [trac]
    90 htdocs_location = /trac-htdocs
    91 }}}
    92 
    93 Trac は HTML ページに静的リソースを組み込むときに、この URL を使用するようになります。もちろん、それでも、特定の URL が指定されたときに 例えば、 Web サーバーのドキュメントルートにディレクトリをコピーするなり、シンボリックリンクを張るなりして、Web サーバ経由で、 Trac が `htdocs` ディレクトリを利用できるようにしておく必要があります:
    94 {{{
    95 $ ln -s /usr/share/trac/htdocs /var/www/your_site.com/htdocs/trac-htdocs
    96 }}}
    97 
    98 Note: `htdocs` ディレクトリの内容を取得するには、最初に TracAdmin の `deploy` コマンドを使用して、対応する Trac リソースを展開する必要があります。
    99 [[TracAdminHelp(deploy)]]
    100 
     66TracInstall#MappingStaticResources を参照してください。
    10167
    10268== 認証を追加する == #AddingAuthentication
    10369
    104 Apache で認証を追加する最も単純な方法はパスワードファイルを作ることです。 `htpasswd` プログラムを使用してパスワードファイルを作成します:
    105 {{{
    106 $ htpasswd -c /somewhere/trac.htpasswd admin
    107 New password: <type password>
    108 Re-type new password: <type password again>
    109 Adding password for user admin
    110 }}}
    111 
    112 一番最初のユーザ以外は "-c" オプションは必要ありません:
    113 {{{
    114 $ htpasswd /somewhere/trac.htpasswd john
    115 New password: <type password>
    116 Re-type new password: <type password again>
    117 Adding password for user john
    118 }}}
    119 
    120   ''`htpasswd` についての詳細は man を見てください。''
    121 
    122 ユーザを作成した後、 TracPermissions の記述通りユーザに権限を設定することができます。
    123 
    124 Apache の設定ファイルの中にパスワードファイル名を記述し、認証を有効にする必要があります:
    125 {{{
    126 <Location "/trac/login">
    127   AuthType Basic
    128   AuthName "Trac"
    129   AuthUserFile /somewhere/trac.htpasswd
    130   Require valid-user
    131 </Location>
    132 }}}
    133 
    134 複数のプロジェクトを持っている場合でも、パスワードファイルはプロジェクトで共通なものを使用することができます:
    135 {{{
    136 <LocationMatch "/trac/[^/]+/login">
    137   AuthType Basic
    138   AuthName "Trac"
    139   AuthUserFile /somewhere/trac.htpasswd
    140   Require valid-user
    141 </LocationMatch>
    142 }}}
    143 
    144 より堅固なセキュリティのために、 SSL を有効にするか、少なくとも "基本認証" の代わりに "ダイジェスト認証" を使用することを推奨します。より詳しい情報については [http://httpd.apache.org/docs/2.0/ Apache HTTPD documentation] を参照して下さい。例えば、Dian 4.0r1 (etch) システムの上では、Apache 構成における関連セクションは下記のように記述できます。
    145 {{{
    146 <Location "/trac/login">
    147     LoadModule auth_digest_module /usr/lib/apache2/modules/mod_auth_digest.so
    148     AuthType Digest
    149     AuthName "trac"
    150     AuthDigestDomain /trac
    151     AuthUserFile /somewhere/trac.htpasswd
    152     Require valid-user
    153 </Location>
    154 }}}
    155 .htpasswd ファイルは htpasswd の代わりに htdigest を使って、以下の通りに作成する必要があります:
    156 {{{
    157 # htdigest /somewhere/trac.htpasswd trac admin
    158 }}}
    159 上記の "trac" パラメータは 上の !AuthName と同じ値にします (apache-docs の "Realm")。
     70TracInstall#ConfiguringAuthentication を参照してください。
    16071
    16172----
    162 See also:  TracGuide, TracInstall, wiki:TracModWSGI, TracFastCgi, TracModPython
     73See also:  TracGuide, TracInstall, [wiki:TracModWSGI], TracFastCgi, TracModPython