Changes between Version 1 and Version 2 of TracIni


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09/18/14 10:48:12 (11 years ago)
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trac
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  • TracIni

    v1 v2  
    11= Trac 設定ファイル = #TheTracConfigurationFile
     2
    23[[TracGuideToc]]
     4[[PageOutline]]
    35
    46Trac の設定は `<projectenv>/conf/` にある '''`trac.ini`''' というファイルを編集して行います。変更した内容は通常、即座に反映されますが、 `[components]` セクションや `[logging]` セクションへの変更では Web サーバを再起動する必要があります。また、グローバルな設定ファイルを新しく作成した直後も Web サーバを再起動しなければなりません。
    57
     8`trac.ini` 設定ファイルとそのファイルのあるディレクトリは Web サーバから書き込み可能でなければなりません。 Trac は現在のところ、キャッシュを破棄するために完全に Environment を再読み込みするトリガーとして利用しています。
     9
    610== グローバルな設定 == #GlobalConfiguration
    711
    8 0.11 より前のバージョンでは、グローバルな設定は `$prefix/share/trac/conf/trac.ini` か、ディストリビューションによっては `/etc/trac/trac.ini` がデフォルトの位置として配置されていました。アップグレードする場合は、設定を継承するファイルを明示しなければなりません。
    9 以前のバージョンから 0.11 にアップグレードした場合、プロジェクトの `trac.ini` ファイルに `inherit` セクションを追加しなければなりません。カスタマイズしたテンプレートや画像のファイルは `$prefix/share/trac/...` から他の場所に移動することもできます。
     120.11 より前のバージョンでは、グローバルな設定ファイルは `$prefix/share/trac/conf/trac.ini` や `/etc/trac/trac.ini` などディストリビューションに依存した特定の位置に配置されていました。アップグレードする場合は、設定を継承するファイルを明示しなければなりません。以前のバージョンから 0.11 にアップグレードした場合、プロジェクトの `trac.ini` ファイルに `[inherit]` セクションを追加しなければなりません。カスタマイズしたテンプレートや画像のファイルは `$prefix/share/trac/...` から他の場所に移動することもできます。
    1013
    1114グローバルな設定は Environment 固有の設定とマージされます。ローカルの設定はグローバルの設定を上書きます。グローバルな設定ファイルは以下のように指定します:
    1215{{{
    1316[inherit]
    14 file = /usr/share/trac/conf/trac.ini
     17file = /path/to/global/trac.ini
    1518}}}
     19カンマ区切りにすることで、複数のファイルを指定することができます。
    1620
    17 Note: 新しいプロジェクトを作る時に [TracAdmin trac-admin] の `initenv` コマンドに
    18 `--inherit=/path/to/global/options` オプションを追加することで、グローバル設定ファイルを指定することができます。
    19 オプションを追加せずにプロジェクトを作成した場合でも、新しい Environment でグローバル設定ファイルを使用することができます。
    20 新しく作成された conf/trac.ini ファイルを編集して、グローバルファイルの設定で上書きしたいエントリを削除すれば、
    21 新しい Environment でグローバル設定ファイルを使用することができます。
     21Note: 新しいプロジェクトを作る時に [TracAdmin#initenv trac-admin] の `initenv` コマンドに `--inherit=/path/to/global/trac.ini` オプションを追加することで、グローバル設定ファイルを指定することができます。オプションを追加せずにプロジェクトを作成した場合でも、新しく作成された `conf/trac.ini` ファイルを編集して、グローバルファイルの設定で上書きしたいエントリを削除すれば、新しい Environment でグローバル設定ファイルを使用することができます。
    2222
     23[#inherit-section| [inherit]] セクションには、共有するテンプレートの配置先を指す `templates_dir` と、共有するプラグインを指す `plugins_dir` という二つのエントリもあります。これらがグローバル設定ファイルに指定することができます。この場合、他の `[inherit] file` が指定されていれば、設定ファイルは順次読み込まれます。
    2324
    24 == リファレンス == #Reference
     25Note: TracEnvironment の `templates/` ディレクトリ内のテンプレートは、 `[inherit] templates_dir` で見つかるテンプレートより優先されます。次に、`[inherit] templates_dir` のテンプレートはインストールされているテンプレートより優先されます。これらを設定するには注意が必要です。特に、デフォルトのテンプレートをオーバーライドする場合、 Trac を新しいバージョンにアップデートする際には必ず変更点を再読み込みして下さい。 ( TracInterfaceCustomization を行うために推奨する方法は、適切に `ITemplateStreamFilter` の変更が行えるカスタムプラグインを作成することです。)
    2526
    26 現在利用できる設定項目のリファレンスです。
     27== リファレンス == #Referenceforsettings
    2728
    28 [[TracIni()]]
     29現在利用できる設定項目のリファレンスとデフォルトの設定です。(訳注: 0.12 ではデフォルトの値は表示されません。)
    2930
     31[[TracIni]]
    3032
    31 == [components] == #components-section
     33== 特殊なセクションのリファレンス == #Referenceforspecialsections
     34[[PageOutline(3,,inline)]]
     35
     36=== [components] === #components-section
    3237このセクションは Trac 本体も含めて、プラグインによって提供されるコンポーネントの有効/無効を設定するために使います。有効/無効を設定するコンポーネントは、オプションの名前 (`name`) を使って特定します。コンポーネントが有効かどうかはオプションの値 (`value`) によって決定されます; コンポーネントを有効にするには、値を `enabled` または `on` に設定します。他の値 (一般的には `disabled` または `off`) の場合、コンポーネントは無効になります。
    3338
     
    4752See also: TracPlugins
    4853
    49 == [ticket-custom] == #ticket-custom-section
     54=== [extra-permissions] === #extra-permissions-section
     55''(since 0.12)''
    5056
    51 このセクションでは、チケットに追加フィールドを定義することができます。詳しくは TracTicketsCustomFields を参照してください
     57権限追加のカスタマイズは [wiki:ExtraPermissionsProvider] を有効にして、このセクションで定義することで可能となります
    5258
    53 == [ticket-workflow] == #ticket-workflow-section
    54 ''(0.11 以降)''
    55 
    56 チケットのワークフローはプラグインで制御します。
    57 デフォルトでは `ConfigurableTicketWorkflow` コンポーネントが制御を行います。
    58 このコンポーネントでは、 trac.ini ファイルのこのセクションでワークフローを設定することが可能です。
    59 詳細は TracWorkflow を参照してください。
    60 
    61 == [milestone-groups] == #milestone-groups-section
     59=== [milestone-groups] === #milestone-groups-section
    6260''(0.11 以降)''
    6361
     
    7068{{{
    7169closed = closed
    72 closed.order = 0                     # プログレスバーでの表示順序
    73 closed.query_args = group=resolution # カスタムクエリへのリンクに渡すパラメータ (非必須)
    74 closed.overall_completion = true     # このグループのチケット数をマイルストーンの完了パーセンテージに計上する
     70# sequence number in the progress bar
     71closed.order = 0
     72# optional extra param for the query (two additional columns: created and modified and sort on created)
     73closed.query_args = group=resolution,order=time,col=id,col=summary,col=owner,col=type,col=priority,col=component,col=severity,col=time,col=changetime
     74# indicates groups that count for overall completion percentage
     75closed.overall_completion = true
    7576
    7677new = new
     
    7980new.label = new
    8081
    81 active = *                           # キャッチオールグループを 1 つ許容
    82 active.order = 1
    83 active.css_class = open              # このグループに付与する CSS のクラス
    84 active.label = in progress           # このグループを表示するときに使用するラベル
     82# one catch-all group is allowed
     83active = *
     84active.order = 2
     85# CSS class for this interval
     86active.css_class = open
     87# Displayed label for this group
     88active.label = in progress
    8589}}}
    8690
     
    9397`table.progress td.<class>`
    9498
    95 == [svn:externals] == #svn:externals-section
     99=== [repositories] === #repositories-section
     100
     101(''0.12 以降'' のマルチリポジトリ)
     102
     103trac.ini の `[repositories]` セクションに設定できることは、新しいリポジトリを登録すること以外にもあります。
     104
     105使い勝手を増すエイリアスや、一時的なリポジトリ、インストール時の初期状態などを設定することができます。
     106
     107このセクションとその他諸々の書き方についての詳細は [TracRepositoryAdmin#Intrac.ini TracRepositoryAdmin] を参照してください。
     108
     109=== [svn:externals] === #svn:externals-section
    96110''(0.11 以降)''
    97111
    98112Subversion 向けの TracBrowser は、フォルダの `svn:externals` 属性を解釈できます。
    99 しかしながら、外部リソースが `http:` プロトコルを使用して ''いない'' 場合や、リンクを異なるリポジトリブラウザ (別の Trac や [http://www.viewvc.org/ ViewVC] のような) に向けたい場合、 Trac に external のプレフィックスと外部の URL のマップを設定しなければなりません。
     113デフォルトでは URL をリンクとして処理できるだけであり、 Trac 自身はリモートとなるリポジトリをブラウズすることはできません。
     114
     115しかしながら、別の Trac インスタンス (または [http://www.viewvc.org/ ViewVC] のような別のリポジトリブラウザ) がリンク先のリポジトリをブラウズできるように設定されていれば、別のリポジトリブラウザを指す外部の URL を Trac に設定しておくことができます。
    100116
    101117このマッピングは TracIni の `[svn:externals]` セクションで設定します。
     
    104120{{{
    105121[svn:externals]
    106 1 = svn://server/repos1 http://trac/proj1/browser/$path?rev=$rev
    107 2 = svn://server/repos2 http://trac/proj2/browser/$path?rev=$rev
     1221 = svn://server/repos1                       http://trac/proj1/browser/$path?rev=$rev
     1232 = svn://server/repos2                       http://trac/proj2/browser/$path?rev=$rev
    1081243 = http://theirserver.org/svn/eng-soft       http://ourserver/viewvc/svn/$path/?pathrev=25914
    109 4 = svn://anotherserver.com/tools_repository  http://ourserver/trac/support/browser/$path?rev=$rev
     1254 = svn://anotherserver.com/tools_repository  http://ourserver/tracs/tools/browser/$path?rev=$rev
    110126}}}
    111 上記では、 `svn://anotherserver.com/tools_repository/tags/1.1/tools` という external は `http://ourserver/trac/support/browser/tags/1.1/tools?rev=` にマップされます (`rev` は、 external にリビジョンが指定された場合、適切なリビジョン番号に設定されます。詳細は [http://svnbook.red-bean.com/en/1.4/svn.advanced.externals.html SVN Book の externals] を参照してください)
     127上記では、 `svn://anotherserver.com/tools_repository/tags/1.1/tools` という external は `http://ourserver/tracs/tools/browser/tags/1.1/tools?rev=` にマップされます (`rev` は external にリビジョンが指定された場合、適切なリビジョン番号に設定されます。詳細は [http://svnbook.red-bean.com/en/1.4/svn.advanced.externals.html SVN Book の externals] を参照してください)
    112128
    113129Note: 番号はセクション内でのキー項目としてだけ使用されます。 URL 自身はキー項目として扱うことが出来ないという、設定ファイルのパーサの制限事項を回避するためです。
    114130
     131最後に [http://subversion.tigris.org/svn_1.5_releasenotes.html#externals Subversion 1.5] で導入された相対 URL は、現在のところサポートしていません。
     132
     133=== [ticket-custom] === #ticket-custom-section
     134
     135このセクションでは、チケットに追加フィールドを定義することができます。詳しくは TracTicketsCustomFields を参照してください。
     136
     137=== [ticket-workflow] === #ticket-workflow-section
     138''(0.11 以降)''
     139
     140チケットのワークフローはプラグインで制御します。
     141デフォルトでは `ConfigurableTicketWorkflow` コンポーネントが制御を行います。
     142このコンポーネントでは、 trac.ini ファイルのこのセクションでワークフローを設定することが可能です。
     143詳細は TracWorkflow を参照してください。
     144
    115145----
    116146See also: TracGuide, TracAdmin, TracEnvironment