Changes between Version 2 and Version 3 of TracInstall


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12/07/15 15:40:17 (9 years ago)
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trac
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  • TabularUnified TracInstall

    v2 v3  
    1 = Trac Installation Guide for 0.12 =
     1= Trac Installation Guide for 1.0 =
    22[[TracGuideToc]]
    33
    44Trac は Python で書かれており、データベースとして [http://sqlite.org/ SQLite], [http://postgresql.org/ PostgreSQL], [http://mysql.com/ MySQL] のどれかが必要です。 Trac は HTML レンダリングのために [http://genshi.edgewall.org Genshi] テンプレートシステムを使用します。
    55
    6 バージョン 0.12 以降、 Trac はローカライズされているため、自分が普段使っている言語に翻訳されているかもしれません。 Trac のインタフェースで別の言語を使用したい場合は、任意のパッケージである [#OtherPythonPackages Babel] を **最初に** インストールする必要があります。 Babel がない場合、通常通り、デフォルトの英語バージョンのみ使用することができます。もし、 Babel を Trac よりも後にインストールした場合は、 Trac を再インストールする必要があります。
    7 
    8 新しい言語での翻訳の作成や、すでにある言語での翻訳のエンハンスをコントリビュートした場合は [http://trac.edgewall.org/wiki/TracL10N TracL10N] を見てみてください。 (訳注: 日本語の翻訳はすでにコントリビュートされています)
    9 
    10 Trac のインストールとセットアップに対する一般的な手順と必要な条件を以下に示します。 Trac を特定のシステムにインストールする手順は Trac Project サイトの [trac:wiki:TracInstallPlatforms TracInstallPlatforms] にありますが、 '''まず最初に以下の一般的な手順を読み通して''' タスクの関係を確実に理解してください。
     6バージョン 0.12 以降、 Trac はローカライズされているため、自分が普段使っている言語に翻訳されているかもしれません。 Trac のインタフェースで別の言語を使用したい場合は、任意のパッケージである [#OtherPythonPackages Babel] をインストールする必要があります。[#InstallingTrac Installing Trac] セクションのローカライゼーションのサポートの手順を参照してください。 Babel がない場合、通常通り、デフォルトの英語バージョンのみ使用することができます。
     7
     8新しい言語での翻訳の作成や、すでにある言語での翻訳のエンハンスをコントリビュートした場合は [[trac:TracL10N]] を見てみてください。 (訳注: 日本語の翻訳はすでにコントリビュートされています)
     9
     10Trac のインストールとセットアップに対する一般的な手順と必要な条件を以下に示します。 Trac を特定のシステムにインストールする手順は Trac Project サイトの [trac:TracInstallPlatforms TracInstallPlatforms] にありますが、 '''まず最初に以下の一般的な手順を読み通して''' タスクの関係を確実に理解してください。
    1111
    1212[[PageOutline(2-3,インストール手順,inline)]]
     
    1616Trac をインストールするためには以下のソフトウェアパッケージがインストールされていなければなりません:
    1717
    18  * [http://www.python.org/ Python], 2.4 以上 3.0 未満
    19    //(Python 2.3 のサポートは、このリリース(訳注: 0.12)で打ち切られました。そして、このリリースは Python 2.4 をサポートする最後の Trac となります)//
    20  * [http://peak.telecommunity.com/DevCenter/setuptools setuptools], 0.6 以上
    21  * [http://genshi.edgewall.org/wiki/Download Genshi], 0.6 以上 (0.7dev 未満、つまり trunk は使用できません)
     18 * [http://www.python.org/ Python], 2.5 以上 3.0 未満
     19   (Python 2.4 のサポートは、このリリース(訳注: 1.0)で打ち切られました)
     20 * [http://peak.telecommunity.com/DevCenter/setuptools setuptools], 0.6 以上, [http://pypi.python.org/pypi/distribute ディストリビュート] を使用してもかまいません
     21 * [http://genshi.edgewall.org/wiki/Download Genshi], 0.6 以上(リリースはされていませんが 0.7dev でも正しく動作します)
    2222
    2323また、データベースと、それに対応する Python のバインディングが必要です。
     
    2626==== SQLite の場合 ==== #ForSQLite
    2727
    28 Python 2.5 か 2.6 の場合は、必要なライブラリは同梱されています。
    29 
    30 Python 2.4 の場合、 pysqlite が必要です。 pysqlite は
    31 [http://code.google.com/p/pysqlite/downloads/list google code] から Windows インストーラやソースからのビルド用の tar.gz アーカイブがダウンロードできます:
    32 {{{
    33 $ tar xvfz <version>.tar.gz
    34 $ cd <version>
    35 $ python setup.py build_static install
    36 }}}
    37  
    38 上記の手順で SQLite のコードも展開されバインディングがビルドされます。
    39 
    40 SQLite をインストールするときに、システムが開発用のヘッダを必要とするかもしれません。これらのヘッダなしでは、ビルドしたときに GCC 関連のエラーがいろいろと出るでしょう:
    41 
    42 {{{
    43 $ apt-get install libsqlite3-dev
    44 }}}
    45 
    46 SQLite 2.x も !PySqlite 1.1.x ももはやサポートしていません。
    47 
    48 既知のバグとして、 !PySqlite バージョン 2.5.2-4 では、 Trac のデータベースを
     28Python 2.5 、 2.6 、 2.7 には、SQLite データベースのライブラリがPython の標準ディストリビューションに( `sqlite3` モジュールとして)同梱されています。
     29
     30もちろん、最新の [[trac:Pysqlite]] をダウンロードすることも可能です。
     31[http://code.google.com/p/pysqlite/downloads/list google code] から Windows インストーラやソースからビルドするための
     32tar.gz アーカイブがダウンロードできます。
     33{{{
     34$ tar xvfz <version>.tar.gz
     35$ cd <version>
     36$ python setup.py build_static install
     37}}}
     38
     39上記の手順で最新の SQLite コードがダウンロードされバインディングがビルドされます。
     40
     41SQLite 2.x のサポートは終了しました。
     42
     43既知のバグとして、 PySqlite バージョン 2.5.2-4 では、 Trac のデータベースを
    49440.11.x から 0.12. にアップグレードすることができません。 2.5.5 以降か 2.5.1 と
    50 それ以前のバージョンを使用して下さい。詳細については、 [http://trac.edgewall.org/ticket/9434 本家チケット 9434] を参照して下さい。
    51 
    52 [http://trac.edgewall.org/wiki/PySqlite PySqlite] も参照することができます。
     45それ以前のバージョンを使用して下さい。詳細については、 [trac:#9434 本家チケット 9434] を参照して下さい。
     46
     47[trac:PySqlite PySqlite] にさらに情報があります。
    5348
    5449==== PostgreSQL の場合 #ForPostgreSQL
    5550
    56 下記いずれかの Python バインディングをインストールする必要があります:
     51下記いずれかの データベースと、データベースに対応した Python バインディングをインストールする必要があります:
    5752 * [http://www.postgresql.org/ PostgreSQL], バージョン 8.0 以降
    5853 * [http://pypi.python.org/pypi/psycopg2 psycopg2]
    5954
    60 詳しくは [http://trac.edgewall.org/wiki/DatabaseBackend#Postgresql DatabaseBackend] を参照してください。
     55詳しくは [trac:DatabaseBackend#Postgresql DatabaseBackend] を参照してください。
    6156
    6257
     
    6863 * [http://sf.net/projects/mysql-python MySQLdb], 1.2.2 以降
    6964
    70 '''非常に''' 重要なことが記載されているので、データベースを作成する前に、[http://trac.edgewall.org/wiki/MySqlDb MySqlDb] のページを注意深く読んで下さい。
     65'''非常に''' 重要なことが記載されているので、データベースを作成する前に、[trac:MySqlDb] のページを注意深く読んで下さい。
    7166
    7267=== 任意の依存関係 === #OptionalDependencies
     
    7570
    7671===== Subversion =====
    77 
    78 [http://subversion.apache.org/ Subversion] 1.5.x または 1.6.x と '''''対応する''''' Python バインディング。
    79 
    80 様々なプラットフォーム向けに [http://subversion.apache.org/packages.html コンパイル済みの SWIG バインディング] が用意されています。 Windows パッケージに関する詳細は TracSubversion を参照してください。
    81 
    82 1.4 系の古いバージョンも今のところ動作します。トラブルシューティングの情報が [trac:TracSubversion#Troubleshooting TracSubversion] のページに記載されていますので、確認してください。 Trac が使用する svn の中心機能 (例: svn_path_canonicalize) が (svn ライブラリそのものには存在していたとしても) svn のバージョン 1.3.x 以前では Python の swig のラッパーで実装されていないため、 1.4.0 より以前のバージョンでは、動作しないかもしれません。
     72 * [http://subversion.apache.org/ Subversion] 1.5.x または 1.6.x と '''''対応する''''' Python バインディング。1.0 から 1.2.4 や 1.3.2 、 1.4.2 などの古いバージョンも今のところ動作します。トラブルシューティングの情報が [trac:TracSubversion#Troubleshooting TracSubversion] のページに記載されていますので、確認してください
     73
     74様々なプラットフォーム向けに [http://subversion.apache.org/packages.html SWIG バインディング] が用意されています。(このリストから Windows パッケージ用のコンパイル済みの SWIG バインディングを探してください。TracSubversion には [http://alagazam.net Algazam] がよいです。私も python 2.6 の基、使用しています。)
    8375
    8476Note: Trac は [http://pysvn.tigris.org/ PySVN] のような新しい `ctype` 形式のバインディングでは '''動作しません'''。
    8577
    86 '''重要な Note:''' Subversion を使用するなら Trac を '''同じマシン''' にインストールする必要があります。リモートリポジトリは現在[http://trac.edgewall.org/ticket/493 サポートされていません]。
     78
     79'''重要な Note:''' Subversion を使用するなら Trac を '''同じマシン''' にインストールする必要があります。リモートリポジトリは現在 [trac:#493 サポートされていません]。
    8780
    8881
    8982===== その他のバージョン管理システム ===== #Others
    9083
    91 Subversion 以外のバージョン管理システムのサポートはサードパーティから提供されます。 [http://trac.edgewall.org/wiki/PluginList PluginList] や [http://trac.edgewall.org/wiki/VersionControlSystem VersionControlSystem] を参照して下さい。
     84Subversion 以外のバージョン管理システムのサポートはサードパーティから提供されます。 [trac:PluginList] や [trac:VersionControlSystem] を参照して下さい。
    9285
    9386==== Web サーバ ==== #WebServer
     
    9588
    9689Trac は下記の環境において動作します。
    97  * [http://httpd.apache.org/ Apache] との組み合わせで 
    98    - [http://code.google.com/p/modwsgi/ mod_wsgi], [wiki:TracModWSGI] を参照 (推奨)
    99    - //[http://modpython.org/ mod_python 3.3.1], TracModPython を参照 (非推奨)//
    100  * [http://www.fastcgi.com/ FastCGI] 対応 Web サーバ, TracFastCgi を参照
    101  * [http://tomcat.apache.org/connectors-doc/ajp/ajpv13a.html AJP] 対応 Web
    102    サーバ, [trac:TracOnWindowsIisAjp] を参照
    103  * IIS との組み合わせで [http://code.google.com/p/isapi-wsgi/ Isapi-wsgi], [trac:TracOnWindowsIisIsapi] を参照
    104  * //最後の手段として CGI 対応 Web サーバ(TracCgi 参照)。 しかし Trac を CGI スクリプトとして使用することは
    105    全く推奨されていませんので、上記に挙げた方法を選択して下さい。//
    106    
     90 * [http://httpd.apache.org/ Apache] との組み合わせで
     91   - [http://code.google.com/p/modwsgi/ mod_wsgi], [wiki:TracModWSGI]
     92    http://code.google.com/p/modwsgi/wiki/IntegrationWithTrac を参照
     93   - [http://modpython.org/ mod_python 3.3.1], 非奨励 (TracModPython 参照)
     94 * [http://www.fastcgi.com/ FastCGI] 対応 Web サーバ (TracFastCgi 参照)
     95 * [http://tomcat.apache.org/connectors-doc/ajp/ajpv13a.html AJP] 対応 Web
     96   サーバ ([trac:TracOnWindowsIisAjp TracOnWindowsIisAjp] 参照)
     97 * CGI 対応 Web サーバ (TracCgi 参照)。’’’Trac を CGI スクリプトとして使用することは
     98   全く推奨されていませんので’’’ 、上記に挙げた方法を選択して下さい
     99
    107100
    108101==== その他の Python パッケージ ==== #OtherPythonPackages
    109102
    110  * [http://babel.edgewall.org Babel], 0.9.5
    111    ローカライズの機能を使用する場合は必要[[BR]]
    112    ''Note: '' 他の言語で Trac のインタフェースを表示したい場合、必ず最初に Babel をインストールして下さい。 Babel をインストールしていない場合は、通常通りデフォルトの英語バージョンの Trac を使用することになります。 Babel を後からインストールした場合、 Trac を再インストールする必要があります。
     103 * [http://babel.edgewall.org Babel], 0.9.5 以上
     104   ローカライズの機能を使用する場合は必要(リリースはされていませんが 1.0dev でも正しく動作します)
    113105 * [http://docutils.sourceforge.net/ docutils], 0.3.9 以上
    114106   WikiRestructuredText の機能を使用する場合は必要
    115  * [http://pygments.pocoo.org Pygments] 
     107 * [http://pygments.pocoo.org Pygments]
    116108   [wiki:TracSyntaxColoring シンタックスハイライティング] の機能を使用する場合は必要
    117    [http://silvercity.sourceforge.net/ SilverCity] や 
     109   [http://silvercity.sourceforge.net/ SilverCity] や
    118110   [http://gnu.org/software/enscript/enscript.html Enscript] も、今のところ使用できますが、
    119    サポートを打ち切る予定なので、 Pygments を使用してください
     111   サポートを打ち切る予定なので、 Pygments を使用してください
    120112 * [http://pytz.sf.net pytz] , タイムゾーンの完全なリストを取得する場合に必要
    121    pytz がない場合、 Trac は内部で定義している 
    122    短いタイムゾーンの実装にフォールバックします
    123 
    124 '''Attention''': これらの依存関係は様々なバージョンで必ずしも置き換えできるとは限らないので、上記のバージョン番号に注意してください。 Trac を動かす上で問題が発生した場合は [http://trac.edgewall.org/wiki/MailingList メーリングリスト] や [http://trac.edgewall.org/wiki/IrcChannel IRC チャネル] で質問をする前にすべての依存関係を再度確認してください。
    125 
    126 これらのパッケージのドキュメンテーションを参照して、それらが最も上手にインストールできる方法を探してください。また [http://trac.edgewall.org/wiki/TracInstallPlatforms プラットフォーム特有の説明] の多くに、これらの依存関係のインストール方法が記述されています。しかしながら [http://trac.edgewall.org/wiki/TracInstallPlatforms プラットフォーム特有の説明] の情報はあなたがインストールしている Trac より古い バージョンについての説明があることを覚えておいてください (なんと Trac 0.8 に関する説明をしているページもあります)。
     113   pytz がない場合、 Trac は内部で定義している
     114   短いタイムゾーンの実装にフォールバックします
     115
     116'''Attention''': これらの依存関係は様々なバージョンで必ずしも置き換えできるとは限らないので、上記のバージョン番号に注意してください。 Trac を動かす上で問題が発生した場合は [trac:MailingList メーリングリスト] や [trac:IrcChannel IRC チャネル] で質問をする前にすべての依存関係を再度確認してください。
     117
     118これらのパッケージのドキュメンテーションを参照して、それらが最も上手にインストールできる方法を探してください。また [trac:TracInstallPlatforms プラットフォーム特有の説明] の多くに、これらの依存関係のインストール方法が記述されています。しかしながら [trac:TracInstallPlatforms プラットフォーム特有の説明] の情報はあなたがインストールしている Trac より古い バージョンについての説明があることを覚えておいてください (なんと Trac 0.8 に関する説明をしているページもあります)。
    127119
    128120
     
    130122=== `easy_install` を使用したインストール ===#Usingeasy_install
    131123Trac をインストールする方法のひとつに [http://pypi.python.org/pypi/setuptools setuptools] の利用があります。
    132 setuptools を使用すると、 Trac を Subversion リポジトリからインストールすることもできます;
     124setuptools を使用すると、 Trac を Subversion リポジトリからインストールすることもできます
    133125
    134126例:
    135127
    136  - 初めに最新の安定バージョン Trac 0.12.3 及び ローカライズサポートをインストールします:
     128 - Trac 1.0 をインストールします:
    137129   {{{
    138    easy_install Babel==0.9.5
    139    easy_install Trac
     130   easy_install Trac==1.0
    140131   }}}
    141    ''`easy_install` コマンドを二回、別々に実行することはとても重要です。そうしなければ、メッセージカタログが生成されません。''
    142 
    143  - 最新バージョンの Trac にアップグレードする:
     132   (まだ有効になっていない場合)
     133 - 開発中の最新バージョン 1.0dev をインストールします:
    144134   {{{
    145    easy_install -U Trac
     135   easy_install Trac==dev
    146136   }}}
    147 
    148  - 最新の開発中のバージョン (0.13dev) にアップグレードする:
    149    {{{
    150    easy_install -U Trac==dev
    151    }}}
    152 
    153 アップグレードの場合には、必ず TracUpgrade を読むようにして下さい。
     137   この場合、ローカライズに対応していないバージョンである可能性があります。
     138   リリースされているバージョンを使用するか、ソースからインストールするようにしてください
     139
     140=== `pip` を使用したインストール === #Usingpip
     141'pip' は easy_install のリプレースであり、とても簡単に素早く Python パッケージをインストールすることができます。
     142Trac を 5 分程度でインストール、起動できます:
     143
     144pip によってインストールされる場所を `/opt/user/trac` とした場合の例です:
     145
     146 -
     147{{{
     148pip -E /opt/user/trac install trac psycopg2
     149}}}
     150または
     151 -
     152{{{
     153pip -E /opt/user/trac install trac mysql-python
     154}}}
     155
     156PostgreSQL (libpq-dev) や MySQL (libmysqlclient-dev) へのバインディングも自動でビルドできるように、 pip が OS 固有のヘッダファイルを確実に利用できるようにして下さい。
     157
     158また pip は (Genshi, Pygments などの) 依存関係を解決し、 pypi.python.org から最新のパッケージをダウンロードして、 `/opt/user/trac` の配下にインストールするところまで自動化されています。
     159
     160すべてのコマンド (`tracd`, `trac-admin`) は `/opt/user/trac/bin` の配下にインストールされます。 `mod_python` (`PythonHandler` ディレクティブを使用する場合) や `mod_wsgi` (`WSGIDaemonProcess` ディレクティブを使用する場合) においても活用することができます。
     161
     162加えて、 Trac プラグインのうちのいくつか ([http://pypi.python.org/pypi?:action=search&term=trac&submit=search ここ] で一覧を見ることができます) も pip からインストールすることが可能です。
     163
     164
    154165
    155166=== ソースからのインストール === #Fromsource
    156 よりインストールを管理したい場合には、アーカイブにあるソースをダウンロードできます。また、本家 [http://trac.edgewall.org/wiki/TracRepositories ソースコードリポジトリ] からチェックアウトすることができます。
    157 
    158 必ず事前にインストール条件を整えておいて下さい。 Genshi と Babel のソースパッケージは http://www.edgewall.org で手に入れることができ、同様の手順でインストールすることができます。また、これらのパッケージは単に `easy_install` でインストールすることもできます。[#Usingeasy_install 上記] 参照。
    159 
    160 Trac アーカイブの解凍またはチェックアウトを実行した後、トップレベルのディレクトリに移動し、以下を実行します:
     167もちろん、ソースディレクトリのトップに格納されている setup.py を使用してインストールすることもできます。
     168
     169(Trac-1.0.tar.gz など)リリースパッケージの .tar.gz や .zip ファイル、または直接リポジトリからソースを取得することが出来ます(詳細は Trac:SubversionRepository を参照してください)。
     170
    161171{{{
    162172$ python ./setup.py install
    163173}}}
    164174
    165 このステップを実行するためには root 権限 (または root 権限と同等の権限) が必要です。
     175``このステップを実行するためには root 権限 (または root 権限と同等の権限) が必要です。``
    166176
    167177この操作で Python のソースコードがバイトコンパイルされ、 .egg ファイルかディレクトリが Python インストールの `site-packages` ディレクトリにインストールされます。
     
    178188=== 高度なオプション === #AdvancedOptions
    179189
    180 ==== `easy_install` におけるインストール場所の指定 ==== #Customlocationwitheasy_install
    181 
    182 Trac のインストール場所を変えるなどの高度なインストールオプションを知りたければ以下を実行してください:
     190Trac のインストール場所を変えるなどの高度なインストールオプションを知りたければ以下を実行してください:
    183191{{{
    184192easy_install --help
     
    199207上記の例は、 `tracd` と `trac-admin` コマンドを `/usr/local/bin` に、 Trac のライブラリと依存ファイルを `/Library/Python/2.5/site-packages` にインストールします。これらのパスは Apple での Pyhton サードパーティアプリケーションの標準ロケーションです。(訳注: つまり、上記と違うパスにインストールしたい場合のみ、オプションの指定が必要になります)
    200208
    201 ==== `pip` を使用したインストール ==== #Usingpip
    202 'pip' は easy_install のリプレースであり、とても簡単に素早く Python パッケージをインストールすることができます。
    203 Trac を 5 分程度でインストール、起動できます:
    204 
    205 pip によってインストールされる場所を /opt/user/trac とした場合の例です:
    206 
    207  -
    208 {{{
    209 pip -E /opt/user/trac install trac psycopg2
    210 }}}
    211 または
    212  -
    213 {{{
    214 pip -E /opt/user/trac install trac mysql-python
    215 }}}
    216 
    217 PostgreSQL (libpg-dev) や MySQL (libmysqlclient-dev) へのバインディングも自動でビルドできるように、 pip が OS 固有のヘッダファイルを確実に利用できるようにして下さい。
    218 
    219 また pip は (Genshi, Pygments などの) 依存関係を解決し、 pypi.python.org から最新のパッケージをダウンロードして、 /opt/user/trac の配下にインストールするところまで自動化されています。
    220 
    221 すべてのコマンド (tracd, trac-admin) は /opt/user/trac/bin の配下にインストールされます。 mod_python (!PythonHandler ディレクティブを使用する場合) や mod_wsgi (!WSGIDaemonProcess ディレクティブを使用する場合) においても活用することができます。
    222 
    223 加えて、 Trac プラグインのうちのいくつか ([http://pypi.python.org/pypi?:action=search&term=trac&submit=search ここ] で一覧を見ることができます) も pip からインストールすることが可能です。
    224 
    225 
    226209
    227210== プロジェクト Environment の作成 == #CreatingaProjectEnvironment
     
    237220
    238221データベース接続文字列のデフォルトは SQLite が使用されます。 SQLite がインストールされている場合は、他の設定は不要です。
    239 他の [http://trac.edgewall.org/wiki/DatabaseBackend データベースバックエンド] を使用する場合は、あらかじめデータベースが使用可能な状態にしておかねばなりません。
     222他の [trac:DatabaseBackend データベースバックエンド] を使用する場合は、あらかじめデータベースが使用可能な状態にしておかねばなりません。
    240223
    2412240.12 以降で Trac は、新しい Environment の作成時に [TracEnvironment#SourceCodeRepository ソースコードリポジトリ] を尋ねないようになりました。リポジトリを後で [TracRepositoryAdmin 追加する] までの間、バージョン管理のサポートは無効化されます。
     
    249232
    250233{{{#!div class=important
    251 '''警告''' アカウント名とプロジェクトパスには ASCII 文字のみを使用して下さい。 unicode 文字はサポートしていません。
     234'''Warning:''' アカウント名とプロジェクトパスには ASCII 文字のみを使用して下さい。 unicode 文字はサポートしていません。
    252235}}}
    253236
     
    271254Trac には "実際の" Web サーバへ接続するために、いくつかの選択肢があります:
    272255 - [wiki:TracFastCgi FastCGI]
    273  - [wiki:TracModWSGI mod_wsgi] 
     256 - [wiki:TracModWSGI mod_wsgi]
    274257 - //[wiki:TracModPython mod_python] (mod_python は現在活発なメンテナンスが行われていないため、推奨されません)//
    275258 - //[wiki:TracCgi CGI] (最適なパフォーマンスに遠く及ばないため、使用すべきではありません)//
     
    331314}}}
    332315
    333 Note: `trac.*cgi` スクリプトを `/trac` にマップしている場合、 `/trac/chrome/common` を加えたパスに対するリクエストは、静的リソースで処理するように割り込みを加えます。 
     316Note: `trac.*cgi` スクリプトを `/trac` にマップしている場合、 `/trac/chrome/common` を加えたパスに対するリクエストは、静的リソースで処理するように割り込みを加えます。
    334317
    335318同様に、静的なリソースを project の `htdocs` ディレクトリで使用している場合 (テーマの中で `/trac/chrome/site` を参照しているなど)、 これらのリソースを供給するよう Apache を設定することが出来ます。(再度、.*cgi スクリプトの `ScriptAlias` や `WSGIScriptAlias` ''より上に'' 以下のブロックを記述します。インストール状況に合わせて、ファイル名やロケーションは適宜変更してください):
     
    380363== インストールを終えて == #Finishingtheinstall
    381364
    382 === SVN のチェンジセットを Trac のチケットに自動リンクする方法 === #AutomaticreferencetotheSVNchangesetsinTractickets 
    383 
    384 変更をリポジトリにコミットした時に、チェンジセットへのリンクをチケットのコメントに自動で追加するように SVN を設定することができます。コミットメッセージには以下に示すいずれかの書式が含まれていなければなりません: 
     365=== SVN のチェンジセットを Trac のチケットに自動リンクする方法 === #AutomaticreferencetotheSVNchangesetsinTractickets
     366
     367変更をリポジトリにコミットした時に、チェンジセットへのリンクをチケットのコメントに自動で追加するように SVN を設定することができます。コミットメッセージには以下に示すいずれかの書式が含まれていなければなりません:
    385368 * '''`Refs #123`''' - このチェンジセットへのリンクをチケット `#123` に追加します
    386  * '''`Fixes #123`''' - このチェンジセットへのリンクをチケット `#123` に追加し、チケットを ''fixed'' でクローズします
     369 * '''`Fixes #123`''' - このチェンジセットへのリンクをチケット `#123` に追加し、チケットを ''fixed'' でクローズします
    387370
    388371この機能を使用するためには post-commit フックを [wiki:TracRepositoryAdmin#ExplicitSync TracRepositoryAdmin] に記載したリポジトリにインストールし、  commit updater コンポーネントを有効にせねばなりません。コンポーネントの有効化は、 [wiki:TracIni#components-section trac.ini] ファイルの `[components]` セクションに下記記述を追加するか、 "プラグイン" (英語版では "Plugins") 管理パネルから設定します。
     
    400383'' Enjoy! ''
    401384
    402 [http://trac.edgewall.org/wiki/TracTeam The Trac Team]
     385[trac:TracTeam The Trac Team]
    403386
    404387----