| 1 | = CSS 4.3.1の使い方と変更点 = |
| 2 | |
| 3 | 2016/7/12現在の安定化版CSS最新バージョンは CSS 4.3.1 となっていて、KEK版の3.2.16.4からバージョン番号がかなり離れてしまっているので、どのあたりが主に変わったのかを調べてみた。[[br]] |
| 4 | 試してみたい方は[http://controlsystemstudio.org/controlsystemstudio/development.html# こちら]からダウンロードしてください。 |
| 5 | |
| 6 | * ほぼ最新版のeclipseに対応しているので、CSS 4.3.1はMarsがベースになっている。これによって、最新のMacOSX(java8)でも普通に使えるはず(実験してはいない)。 |
| 7 | * 素の状態なので、必要なパッケージは自分で入れるようになっている。何が必要かわからない人は全部入れるようにするのが無難。 |
| 8 | * KBlogのパッケージはない。 |
| 9 | |
| 10 | == 変更点と問題点 == |
| 11 | |
| 12 | 2日程度色々とやってみて気が付いた変更点。 |
| 13 | |
| 14 | * 設定ディレクトリのデフォルト設定が.cs-studioというディレクトリになった。以前はCSS-Workspaces。 |
| 15 | * BOYのEPICS周りがまた変わった。 |
| 16 | * 以前は utilityPVで接続していたがそれが無くなり、代わりにvtype_PVというのになった。 |
| 17 | * vtype_PVはdouble(or int)以外のloc://を使うときには型指定が必要で、以前より厳密になっている。 |
| 18 | * utilityPVでも同様の書き方ができるが、普通していないので書き忘れると噛まれる。 |
| 19 | {{{ |
| 20 | utilityPVでは loc://… と書けば文字列でも配列でも後で適当に入れられたが、 |
| 21 | |
| 22 | vtype_PVでは、 |
| 23 | |
| 24 | double配列は、loc://…<VDoubleArray> |
| 25 | 文字列は、 loc://…<VString> |
| 26 | |
| 27 | のようにjava or c++のような型指定をする必要がある。 |
| 28 | BOY上では入力候補は出てくるので、型名の打ち間違いはしなくて済みそう。 |
| 29 | }}} |
| 30 | |
| 31 | * PV managerを選択するとレコードに接続できない。EPICS V4専用らしい。(以前から同じ?) |
| 32 | * pydevをインストールすると二度と起動しなくなる。いくつかの版を試してみたがどれも同じで回避方法が不明(ひど過ぎる!!!) |
| 33 | * スクリプトファイル(python)を変更しても、認識してくれない時があった。CSSを再起動したらOK。 |
| 34 | * 型指定を除けば、スクリプトの修正はほとんどしなくても動いた。(XYGraphで検証) |
| 35 | * それらしいパッケージ名があるので、多分JSON-RPCに対応している。 |
| 36 | * 色々と周辺パッケージが充実してきているようだが、使い方が不明。 |
| 37 | * DataBrowser周りはUIが多少変わったようだが、使い込んではいないので詳細は不明。 |
| 38 | * RDB Archive Reader SettingにFetch sizeという項目が増えた。SQL文にどのように影響するかは不明。 |
| 39 | |
| 40 | 結論としては、今のままの使い方ではあまりメリットを感じない。[[br]] |
| 41 | 独自の追加パッケージを最新版に対応させていくか、3.2.16を最新版のeclipseに対応させるかは考えていく時期なのかも、、、 |