wiki:css/css_431_Test

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CSS 4.3.1の使い方と変更点

2016/7/12現在の安定化版CSS最新バージョンは CSS 4.3.1 となっていて、KEK版の3.2.16.3からバージョン番号がかなり離れてしまっているので、どのあたりが主に変わったのかを調べてみた。
試してみたい方はこちらからダウンロードしてください。

  • ほぼ最新版のeclipseに対応しているので、CSS 4.3.1はMarsがベースになっている。これによって、最新のMacOSX(java8)でも普通に使えるはず(実験してはいない)。
  • 素の状態なので、必要なパッケージは自分で入れるようになっている。何が必要かわからない人は全部入れるようにするのが無難。
  • KBlogのパッケージはない。

変更点と問題点

2日程度色々とやってみて気が付いた変更点。

  • 設定ディレクトリのデフォルト設定が.cs-studioというディレクトリになった。以前はCSS-Workspaces。
  • BOYのEPICS周りがまた変わった。
    • 以前は utilityPVで接続していたがそれが無くなり、代わりにvtype_PVというのになった。
    • vtype_PVはdouble(or int)以外のloc://を使うときには型指定が必要で、以前より厳密になっている。
    • utilityPVでも同様の書き方ができるが、普通していないので書き忘れると噛まれる。
       utilityPVでは loc://… と書けば文字列でも配列でも後で適当に入れられたが、
      
       vtype_PVでは、
      
        double配列は、loc://…<VDoubleArray>
        文字列は、    loc://…<VString>
      
       のようにjava or c++のような型指定をする必要がある。
       BOY上では入力候補は出てくるので、型名の打ち間違いはしなくて済みそう。
      
  • PV managerを選択するとレコードに接続できない。EPICS V4専用らしい。(以前から同じ?)
  • pydevをインストールすると二度と起動しなくなる。いくつかの版を試してみたがどれも同じで回避方法が不明(ひど過ぎる!!!)
  • スクリプトファイル(python)を変更しても、認識してくれない時があった。CSSを再起動したらOK。
  • 型指定を除けば、スクリプトの修正はほとんどしなくても動いた。(XYGraphで検証)
  • それらしいパッケージ名があるので、多分JSON-RPCに対応している。
  • 色々と周辺パッケージが充実してきているようだが、使い方が不明。
  • DataBrowser周りはUIが多少変わったようだが、使い込んではいないので詳細は不明。
  • RDB Archive Reader SettingにFetch sizeという項目が増えた。SQL文にどのように影響するかは不明。

結論としては、今のままの使い方ではあまりメリットを感じない。
独自の追加パッケージを最新版に対応させていくか、3.2.16を最新版のeclipseに対応させるかは考えていく時期なのかも、、、