= DataBrowserでたくさんのグラフや長い期間のデータを表示できない場合 = [wiki:css/memorytuning CSSのDataBrowserのパフォーマンスチューニング] メモリに関するパラメータをチューニングすることでDataBrowserのパフォーマンス(データ量、処理時間)が改善します。 CSS の!DataBrowser で大量のグラフや1週間以上の長い期間を表示しようとすると、いつまで待ってもデータが表示されなかったり、エラーになったりすることがありました。 最初はサーバ側の負荷が高くてデータを戻してこないのかと思ったのですが、調べてみると Postgres は既にデータを既に送り終わっていて、 クライアント側で延々と時間がかかっていました。最終的に判明したのはCSSを動かすJAVA VMに割り当て可能なメモリが不足していることが原因でした。[[br]] 具体的には、各OSにインストールしたCSSのcss.iniファイル内の {{{-Xmx}}} と {{{-XX:MaxPermSize}}}を必要なメモリサイズに変更します。[[br]] この設定は、CSS起動時にJAVA VMの引数として渡されるようで、ファイルの内容は全てのOSで大体共通のようです。[[br]] (参考:[http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0905/27/news002.html JavaVMのメモリ管理をマスターする] や [http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/0504/02/news005.html JavaVMのヒープ・メモリ管理の仕組み] など) cERLの端末では以下のように変更しています。 {{{ -Xmx1024m --> 4096m に変更 -XX:MaxPermSize=128M --> 2048M に変更 }}} 端末はWindows 7 64bit でふんだんにメモリを積んでいるマシンですので、これくらい割り当てても問題ありません。[[br]] 32bit版OSの場合には、OSが認識できる最大メモリが4GB(実質3.5GB)なので注意が必要です。許す範囲で大きくとってください。大きくしすぎるとCSSが起動しません。 == Windows,linuxの場合 == Windows版とlinux版のCSSは CSS をインストールしたディレクトリにある、css.iniファイルを変更します。[[br]] == MacOSXの場合 == MacOSX版のCSSは、CSSアプリケーションの"パッケージの内容を表示"→"Contents/MacOS/css.ini"にファイルがあるので、同様に変更します。[[br]] == 参照HP == [http://www.atmarkit.co.jp/fjava/rensai3/devedge03/devedge03_1.html Javaパフォーマンスチューニング 第3回 Javaのヒープ・メモリ管理の仕組み] [[br]] [http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0905/27/news002.html JavaVMのメモリ管理をマスターする]