= CONTEC CPIシリーズ用(RaspberyPi用HATサイズ拡張ボード)IOC = [https://www.contec.com/jp/lp/daq-control/raspberry-pi-cpi-series/ CONTEC製RaspberyPi用HATサイズ拡張ボード]用IOCを作成したので、設定方法と使い方を記述する。 == !RaspberryPi環境設定 == Raspberry Piに今回使用するボードの実行環境を整備する。[[br]] 今回は[https://cerldev.kek.jp/trac/EpicsUsersJP/wiki/intro/20230302_KEK ​加速器セミナー(2023)]で作成したディスクイメージを使用したが、[https://help.contec.com/pc-helper/api-tool-lnx/jp/APITOOL.htm#t=mergedProjects%2FCAIO%2Fdriver_spec%2Fcommon_linux.htm メーカー推奨(?)バージョン]で環境を構築してもいい。 今回のIOC作成環境には、!RaspberryPi 3B+を使用したが、初代以外のRaspberryPi(HATコネクタの互換性のため)ならば動くと思う(保証はしない!) '''実はここが一番の難所。''' === カーネルヘッダ === デバイスドライバのインストールには、Linuxカーネルヘッダが必要なので、事前にインストールしておく。 {{{ # apt install -y raspberrypi-kernel-headers }}} ​加速器セミナー(2023)のディスクイメージを使用する場合、{{{apt update}}}をしてしまった後なので、普通にパッケージインストールするとカーネル{{{6,x}}}のパッケージがインストールされてしまう。[[br]] ドライバのコンパイルには5.xが必要なので、古いライブラリを[http://archive.raspberrypi.org/debian/pool/main/r/raspberrypi-firmware/ ここ]から直接ダウンロードしてインストールする。[[br]] 今回使用したのは、テスト環境で使用しているカーネルのバージョンに合わせて[http://archive.raspberrypi.org/debian/pool/main/r/raspberrypi-firmware/raspberrypi-kernel-headers_1.20230106-1_arm64.deb 2023/1/6版]にした。[[br]] {{{ # apt remove -y raspberrypi-kernel-headers # apt install ./raspberrypi-kernel-headers_1.20230106-1_arm64.deb }}} === メーカー製ドライバのダウンロード === [http://pfconrg07.kek.jp:8082/trac/cerl/raw-attachment/ticket/1280/caio530F.tgz AIO制御用ドライバー​]と[http://pfconrg07.kek.jp:8082/trac/cerl/raw-attachment/ticket/1280/cdio_820F.tgz DIO制御用ドライバー]は​[https://www.contec.com/jp/products-services/daq-control/pc-helper/daq-software/api-aio(lnx)/price/ CONTECのHP]からダウンロード可能(要ユーザー登録) === ドライバのインストール ===