= EPICS を Windows8 64bit版にインストール = 今回はWindows8 64bit版へインストールしましたが、多分Windows7 64bit版でも同じだと思われます。(人柱希望) == コンパイル環境設定 == コンパイルに必要なプログラムをダウンロードします。 * [http://www.aps.anl.gov/epics/download/base/baseR3.14.12.3.tar.gz epics base R3.14.2.3] これがなくては始まりません。 * [http://www.microsoft.com/visualstudio/jpn/downloads Visual Studio express 2012 for Windows Desktop] 色々なバージョンがありますが、'''Windows Desktop'''を使ってください。 * [http://www.activestate.com/activeperl/downloads/thank-you?dl=http://downloads.activestate.com/ActivePerl/releases/5.16.3.1603/ActivePerl-5.16.3.1603-MSWin32-x64-296746.msi Active perl 64bit版] 32bit版でも大丈夫だと思うが、一応64bit版で。 * [http://gnuwin32.sourceforge.net/downlinks/make-bin-zip.php GNU make] makeを動かすために、[http://sourceforge.net/projects/gnuwin32/files/libintl/0.14.4/libintl-0.14.4-bin.zip/download libintl3] と [http://sourceforge.net/projects/gnuwin32/files/libiconv/1.9.2-1/libiconv-1.9.2-1-bin.zip/download libiconv]も合わせてインストール Visual !StudioとActive perlはインストーラーからインストールし、それ以外は適当なディレクトリに解凍します。[[br]] ここでは、例として以下のディレクトリにファイルを解凍します。 {{{ epics: c:\epics\R314.12.3 make: c:\gnu }}} epicsを解凍するとbase-3.14.12.3というディレクトリが作成されるので、baseに変更します。[[br]] makeはlibintl3,libiconvと同じディレクトリに解凍します。[[br]] ディレクトリ構成は以下のようなものを想定しています。 {{{ c: +-- epics -+- R314.12.3 -+- base -+- bin | | +- config | | +- configure | | : | +- extensions -- : +- modules -- : +-- gnu -+- bin | +- contrib : +- include : }}} === 環境変数設定 === コンパイルの前に環境変数を設定します。[[br]] コントロールパネルを開き、システム→システムの詳細設定→環境変数で設定ダイアログを表示します。[[br]] [[Image(env.png)]] システム環境変数のPathを選択して、編集ボタンを押します。システム変数の編集ダイアログの変数値にmakeのパスを設定します。[[br]] ここでは、'''c:\gnu\bin'''を追加します。 [[Image(sysenvpath.png)]] また、環境変数EPICS_HOST_ARCHを追加するために、新規ボタンを押します。 [[Image(sysenvepics.png)]] 上記の設定を追加したら、ダイアログを閉じます。 == コンパイル == 環境変数でEPICS_HOST_ARCHを設定してあるのでいらないかもしれませんが、一応、C:\epics\R314.12.3\base\configure\CONFIG_SITEを編集して、以下の行を追加します。 {{{ EPICS_HOST_ARCH=windows-x64 }}} 各設定が終了したら、コマンドプロンプトを起動します。[[br]] コマンドプロンプトから、先程設定した環境変数が有効化されているかを確認します。 {{{ > set : EPICS_HOST_ARCH=windows-x64 : Path=...;c:\gnu\bin;... }}} 設定を確認したら、Visual Studioのコンパイル環境変数を設定するバッチファイルを実行します。[[br]] Visual Studioをデフォルトでインストールした場合、下記のファイルを実行します。 {{{ > C:\Program Files (x86)\Microsoft Visual Studio 11.0\VC\bin\x86_amd64\vcvarsx86_amd64.bat }}} もし、違うディレクトリにインストールした場合には、適時変更してください。[[br]] 最後にmakeを実行します。 {{{ > cd C:\epics\R314.12.3\base > make }}} 途中でエラーで終了しなければ、コンパイルは完了です。