= 2023/03/02 開催: 加速器の運転制御を通じて学ぶEPICS入門講習会 = 加速器制御は,各機器がもっている性能を十分に引き出して連携させることで,その安定運転や高品質なビーム加速を実現するとともに,人や機器の保護も含む安全管理においても重要な役割を担っています。したがって,加速器システムの大小に関わらず,ハードウェアと制御は不可分な関係にあり,EPICS(Experimental Physics and Industrial Control System)などの制御アプリケーション開発フレームワークが存在します。 このたび,全国の大学生・大学院生や若手研究者を中心に参加者を募り,加速器の遠隔制御についてEPICSの基礎を中心に実習を含む入門講習会を開催することとなりました。奮ってご参加ください。 == 概要 == === 開催日時 === 2023年3月2日(木)9:00 ~ 3月3日(金)17:00 ※前日の3月1日(水)午後には,'''希望者を対象にKEK見学ツアー'''とPC設定作業を実施します === 開催場所 === KEKつくば3号館1階会議室(建物番号「K03」,1階セミナーホールの向かい側の会議室です) ※アクセス方法 https://www.kek.jp/ja/Access/ === 募集人数 === 10名程度(大学生・大学院生や若手研究者を中心としますが,その他の場合でもお問い合わせください) ※人数上限に到達しだい受け付け終了となります→募集を締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。 === 参加費用 === 無料 ※遠隔地から参加する大学生・大学院生の希望者を対象に旅費支援が可能(上限・条件があります) === 宿泊について === 希望者はKEK宿舎を利用することができます ※ユーザーズオフィス( https://www2.kek.jp/usersoffice/ )に直接申し込んでください ユーザー登録が初めてで新規登録する場合には2022年度の * 用務グループ:つくば/研究打ち合わせ・研究会・外部資金等 * 用務:外部資金等 加速器科学総合育成事業 * 用務詳細:見学 を選択してください == 参加申込み方法 == 以下の内容を !epics@zc.iir.titech.ac.jp に電子メールでお送りください - 所属,職名または学年,参加者氏名(ふりがな),連絡先(電子メール,電話番号) - 3月1日の見学ツアーおよびPC設定作業の参加希望の有無 - 旅費支援の希望の有無(学生の場合) 【参加条件】 - ノートPCを持参できること(!Win/Mac/Linux どれでも構いません) - ただしスペックとして 64bit OS, メモリ 8GB以上が望ましいです - テキストエディタが使えること - Linuxコマンドラインの経験があることが望ましいですが、必須ではありません == 世話人・問い合わせ連絡先 == - 世話人 * 東京工業大学 科学技術創成研究院 林崎規託 * 高エネルギー加速器研究機構 加速器研究施設 帯名 崇 - 問い合わせ先 * !epics@zc.iir.titech.ac.jp この講習会は高エネルギー加速器研究機構「加速器科学総合育成事業・加速器科学育成プログラム」の支援を受けています。 = Timetable = 以下のような内容を予定しています(都合により変更になる可能性があります)。 発表資料と実習資料は順次掲載していきます。 || 日付 || 時刻 || item || 主担当 || 講義資料 || 実習資料 || || || || || || || || || 3/1(水) || 13:30 - 16:00 || 施設見学:3号館前に集合 || || || || || || 16:00 - 17:30 || PC事前準備・セットアップ等 || || ||[https://cerldev.kek.jp/seminar/html/202303kek/day0_setup/day0_setup.html セットアップ資料] || || || || || || || || || 3/2(木) || 09:00 - 09:10 || 全体説明 || 帯名 || [attachment:intro_obina.pdf pdf] || || || || 09:10 - 10:00 || 制御概論とEPICS入門1 || 古川 || [attachment:controls-epics-intro-furukawa.pdf pdf] || || || || 10:00 - 11:00 || 実習1: Raspberry Pi で CA Client, medm GUI || 帯名, 古川 || ||[https://cerldev.kek.jp/seminar/html/202303kek/day1-intro/day1_intro.html 実習資料] || || || 11:00 - 12:00 || CS-Studio OPI || 山田秀衛 || [attachment:CS-Studio.v3.pptx pptx] || || || || 12:00 - 13:30 || 休憩 || || || || || || 13:30 - 15:00 || DBの基礎(SoftIOC) + 実習2 || 佐々木 || [attachment:day1_intro_database.pdf pdf] || [https://cerldev.kek.jp/seminar/html/202303kek/day1-database/day1-database.html 実習資料] || || || 15:00 - 16:30 || EPICS IOC作成 (講義 + 実習3[LED制御] ) || 杉村 || [attachment:day1-epicsioc.pdf pdf] || [https://cerldev.kek.jp/seminar/html/202303kek/day1-epicsioc/day1-epicsioc.html 実習資料1][https://cerldev.kek.jp/seminar/html/202303kek/day1_gpio/day1_gpio.html 実習資料2] || || || 16:30 - ??? || EPICS導入経験、討論(座談会)他 || 上窪田, 井上(東工大) || [attachment:202303-ExperiencesEpics-kami.pdf pdf] || || || || || || || || || || 3/3(金) || 09:00 - 10:30 || CS-Sturio Archver (講義 + 実習4) || 山田秀衛 || [attachment:CS-Studio.v3.pptx pptx] || || || || 10:30 - 12:00 || Stream Device (講義 + 実習5) || 佐藤政則 || [attachment:MSatoh_EPICS_StreamDevice_20230303.pdf pdf] || [https://cerldev.kek.jp/seminar/html/202303kek/day2-stream/stream.html 実習資料] || || || 12:00 - 13:30 || 休憩 || || || || || || 13:30 - 15:00 || 現代制御理論入門とEPICS倒立振子制御 || 山本昇 || [attachment:現代制御理論入門とEPICS倒立振子制御.pdf pdf] || || || || 15:00 - 16:50 || 実習6: GPIO割込み || 帯名 || [attachment:day2_gpio_interrupt.pdf pdf] || [https://cerldev.kek.jp/seminar/html/202303kek/day2_interrupt/interrupt.html 実習資料] || || || 16:50 - 17:00 || まとめ || || || || = diskimage = 実習で使用したRaspberryPIのディスクイメージをダウンロードできるようにしました。[[br]] 今回の実習ではRaspberry Pi OS 64bit版を使用していますので、64bit対応しているRaspberry Pi以外では使用できません。 ​[https://cerldev.kek.jp/seminar/sdimage/training_20230228A.img.gz 実習用RaspberryPI microSD image gzip file(2023/02/28版)] gzipで圧縮して約3GBのファイルです。展開すると約11GBのファイルが作成されますのでディスク容量にご注意ください。[[br]] RaspberryPIで使用する際には、​Raspberry Pi Imager, Etcher, ​Win32 Disk Imager等でmicroSD cardにディスクイメージをコピーして使用してください。[[br]] ここでは、インストールについて詳しい説明は行いませんので、各自検索して調べてください。 使用するmicroSD cardは16GB以上のサイズを使用してください。[[br]] このディスクイメージは、初回起動時にイメージを書き込んだSDカードの容量に合わせてパーティションを拡張します。 電源を落とす際には{{{shutdown}}}コマンドを実行したほうが安全です。 = 参考/Link = 2018年に開催した入門セミナー: https://cerldev.kek.jp/trac/EpicsUsersJP/wiki/intro/20181101_KEK