DataBrowserでたくさんのグラフや長い期間のデータを表示できない場合
CSSのDataBrowserのパフォーマンスチューニング メモリに関するパラメータをチューニングすることでDataBrowserのパフォーマンス(データ量、処理時間)が改善します。
CSS のDataBrowser で大量のグラフや1週間以上の長い期間を表示しようとすると、いつまで待ってもデータが表示されなかったり、エラーになったりすることがありました。
最初はサーバ側の負荷が高くてデータを戻してこないのかと思ったのですが、調べてみると Postgres は既にデータを既に送り終わっていて、
クライアント側で延々と時間がかかっていました。最終的に判明したのはCSSを動かすJAVA VMに割り当て可能なメモリが不足していることが原因でした。
具体的には、各OSにインストールしたCSSのcss.iniファイル内の -Xmx と -XX:MaxPermSizeを必要なメモリサイズに変更します。
この設定は、CSS起動時にJAVA VMの引数として渡されるようで、ファイルの内容は全てのOSで大体共通のようです。
(参考:JavaVMのメモリ管理をマスターする や JavaVMのヒープ・メモリ管理の仕組み など)
cERLの端末では以下のように変更しています。
-Xmx1024m --> 4096m に変更 -XX:MaxPermSize=128M --> 2048M に変更
端末はWindows 7 64bit でふんだんにメモリを積んでいるマシンですので、これくらい割り当てても問題ありません。
32bit版OSの場合には、OSが認識できる最大メモリが4GB(実質3.5GB)なので注意が必要です。許す範囲で大きくとってください。大きくしすぎるとCSSが起動しません。
Windows,linuxの場合
Windows版とlinux版のCSSは CSS をインストールしたディレクトリにある、css.iniファイルを変更します。
MacOSXの場合
MacOSX版のCSSは、CSSアプリケーションの"パッケージの内容を表示"→"Contents/MacOS/css.ini"にファイルがあるので、同様に変更します。
参照HP
Javaパフォーマンスチューニング 第3回 Javaのヒープ・メモリ管理の仕組み
JavaVMのメモリ管理をマスターする