Version 1 (modified by obina, 11 years ago) (diff) |
---|
DataBrowserでたくさんのグラフや長い期間のデータを表示できない場合
CSS のDataBrowser で大量のグラフや1週間以上の長い期間を表示しようとすると、いつまで待ってもデータが表示されなかったり、エラーになったりすることがあります。
これは、CSSを動かすJAVA VMに割り当て可能なメモリが不足していることが原因ですので、設定を変更する必要があります。
具体的には、各OSにインストールしたCSSのcss.iniファイル内の -Xmx と -XX:MaxPermSizeを必要なメモリサイズに変更します。
この設定は、CSS起動時にJAVA VMの引数として渡されるようで、ファイルの内容は全てのOSで大体共通のようです。
(参考:JavaVMのメモリ管理をマスターする や JavaVMのヒープ・メモリ管理の仕組み など)
cERLの端末では以下のように変更しています。
-startup plugins/org.eclipse.equinox.launcher_1.2.0.v20110502.jar --launcher.library plugins/org.eclipse.equinox.launcher.win32.win32.x86_1.1.100.v20110502 --launcher.defaultAction openFile -vmargs -Xmx1024m --> 4096m に変更 -XX:MaxPermSize=128M --> 2048M に変更 -Dorg.apache.commons.logging.Log=org.apache.commons.logging.impl.SimpleLog -Dorg.apache.commons.logging.simplelog.defaultlog=fatal -Dpython.cachedir.skip=true
端末はWindows 7 64bit でふんだんにメモリを積んでいるマシンですので、これくらい割り当てても問題ありません。
32bit版OSの場合には、OSが認識できる最大メモリが4GB(実質3.5GB)なので注意が必要です。許す範囲で大きくとってください。大きくしすぎるとCSSが起動しません。
Windows,linuxの場合
Windows版とlinux版のCSSは CSS をインストールしたディレクトリにある、css.iniファイルを変更します。
MacOSXの場合
MacOSX版のCSSは、CSSアプリケーションの"パッケージの内容を表示"→"Contents/MacOS/css.ini"にファイルがあるので、同様に変更します。
参照HP
Javaパフォーマンスチューニング 第3回 Javaのヒープ・メモリ管理の仕組み
JavaVMのメモリ管理をマスターする