準備、起動など
準備
- 本体: Raspberry Pi2 Model B RSオンライン element14版でも構いません。(Pi3など他のモデルでもほぼ同じ手順のはず。
- microSD : ここでは16GB(Class10) を使用した。8GB程度でも可能のはずだが余裕をみている。
- イメージのダウンロード・書き込みをするためのPC : ノートPCとSDカードスロットを使用
- USB電源供給:電源容量が足りないと動作不安定になる可能性がある。特にEPICSをセルフコンパイルする際には注意。
- USBキーボード
- HDMI接続のディスプレイ
- DHCPサーバーのある環境。ここでは 192.168.0/24 のネットワークを使い、RasPiとノートPCをつなげる。
OSの選定
EPICSをPiにインストールした記事は、例えば https://prjemian.github.io/epicspi/ のほか tech-talk などみるといくつか出ており、 だいたいどれも Raspbian を使っている。
以前にRedhat系で選べた Pidora とかもあったけれど活発ではなかった。今回調べてみたところ、最近になってCentOSの公式サイトからダウンロードできるようになっていた。 単に慣れの問題と、できるだけ環境は統一したいという意味で CentOS を使う方針とする。
ダウンロード
CentOSのメインサイトにあるダウンロードページ: Download CentOS Linux ISO images
このページ中ほどに "AltArch Releases" というリンクがあるので、 そこから適当なミラーサイトを選択し、
- CentOS 7.7 (1611)
- arch: armhfp (Arm32)
- Images: RaspberryPi2(img) iso
をダウンロードする。
現段階(2017/06/02)での 直リンクはこちら サイズは約 260 MB 程度。
ファイルは .xz 形式で圧縮されているので、解凍するには 7-zip をダウンロード・インストール。ファイルを展開して iso イメージファイルを取り出す。 (Linuxでやるならば unxz プログラムをインストール)
SDカード書き込み
Win32DiskImager を使用して、MicroSDカードにイメージを書きこんだ。 DD for Windows でも大丈夫のはず。
HDMI 解像度設定
手持ちのHDMIディスプレイではそのままでは画像表示に問題があった。 /boot/config.txt を編集した。指定できるオプションは http://elinux.org/RPiconfig を参照。 今回は
hdmi_group=2 hdmi_mode=23
と指定する必用があった。
boot, login
デフォルトのユーザー名とパスワードは
username:root password:centos
これでログインできることを確認。
root で ssh ログイン可能に
慣れた端末を使いたいので、外部から root でログイン可能に設定する。 /etc/security/access.conf を編集する。サンプルとコメントを参考にして以下の記述を有効にした。
root : 192.168.0.
ここまで来たら端末(Windows)から TeraTerm でアクセスしてから作業する。