EPICS record monitor
EPICS record monitor は、botlog用Web APIを使用した外部プログラムで、登録されているEPICSレコードに変化があった場合、botlogに自動的にメッセージを登録する。
監視するレコードとメッセージの関連付けは、pythonで記述し、1メッセージにつき、1ファイルを作成する必要がある。
設定を間違えると、大量のメッセージが登録されることになるので、注意すること。
プログラム本体は、/opt/OperationLog/botlog/tools/epicsRecordMonitorのepicsRecordMonitor.pyで、各設定は/opt/OperationLog/botlog/tools/epicsRecordMonitor/Modulesに設定する。
設定ファイル
設定ファイルは、/opt/OperationLog/botlog/tools/epicsRecordMonitor/test_ermi.pyをひな型にして作成し、/opt/OperationLog/botlog/tools/epicsRecordMonitor/Modulesに保存すれば、epicsRecordMonitor.pyを起動した際に読み込まれ、実行される。
# -*- coding: utf-8 -*- # """ このプログラムを EPICS Record Monitor 定義のひな型として使用すること 各設定に使用する場合に変更する箇所は、pvs変数とexecFunc関数 クラス名は変更しないこと """ from epicsRecordMonitorItem import * # # # class ermi(epicsRecordMonitorItemIF): # # クラスコンストラクタ # ここで使用するレコード名を設定 # def __init__(self): pvs = ['jane', 'fred'] # ここに使用するレコード名をリスト形式で設定 self.setPvs(pvs) # # メッセージ出力条件を記述 # 関数の引き数 pvs に関数実行時のデータが渡される # データの形式は辞書型を含んだリストで、構造は以下のようになっている # # [ # { # 'name' : record name, # 'prevVal': previos value, # 'val' : current value, # 'time' : record process time # }, # : # ] # # リストの順番はコンストラクタで設定した順番 # # 戻り値はメッセージのみを返すようにして、メッセージがない場合には None を返すこと # def execFunc(self, pvs): janePv = pvs[0] fredPv = pvs[1] rtn = None if janePv['val'] < fredPv['val'] and fredPv['prevVal'] != fredPv['val']: rtn = "fred is over jane!!!" return rtn
設定ファイルのチェック機能はまだ作成していないので、動作チェックは実際に動かしてみるしか方法が無い。
動作確認
動作テストは、/opt/OperationLog/botlog/tools/epicsRecordMonitor/test_ermi.pyをModulesにコピーして、プログラムを実行することで行う。
[user@localhost ~]$ source /opt/OperationLog/etc/env.sh [user@localhost ~]$ cd /opt/OperationLog/botlog/tools/epicsRecordMonitor [user@localhost epicsRecordMonitor]$ cp test_ermi.py Modules [user@localhost epicsRecordMonitor]$ python2.7 epicsRecordMonitor.py
プログラムを実行すると、botlogにInitial Disconnect Pvs:jane, fredというメッセージが表示される。
一旦プログラムを終了し、excasを別画面で起動する。
再度プログラムを起動し、test_ermi.pyに設定してある条件が満たされると、fred is over jane!!!というメッセージが追加される。
後は、Modules/test_ermi.pyを削除してから、設定ファイルを作成後にプログラムを実行すれば、メッセージが自動的にbotlogに追加される。
このプログラム用の起動スクリプトは作成していないので、ユーザーが作成すること。